「内国為替」と言う言葉を、皆さんはご存知でしょうか。「為替」だけならば分かるけれども、そこに「内国」が付くと、そんな言葉は聞いた事が無いと言う人も多いかと思われます。これは国内に居る人に、銀行の口座を利用してお金の遣り取りを行うと言う決済システムを指します。例えばAさんがBさんの銀行口座にお金を送金する。これが「内国為替」です。とても簡単で、分かりやすい仕組みですよね。
なお送金の他にも、小切手や手形での決済もこれに当たります。では、小切手と手形の違いは何でしょうか。この二つの大きな違いは、発行した時にその金額に届く資産を持ち合わせているかです。例えば100万円の小切手を発行してもらうには、すぐに100万円を支払う事が出来る状態でなければなりません。対して手形は、銀行が「貴方ならば大丈夫でしょう」と信用している人や企業であれば、その時にそれだけの金額が無くても発行してもらう事が可能になります。また手形には支払日が決められており、その支払日を過ぎてしまったにも関わらず、資金が用意出来ず支払われなかった手形は「不渡り手形」と言います。
不渡り手形を出してしまうと言う事は、銀行からの信用を失うと言う事。二度不渡り手形を出してしまうと、銀行との取り引きが打ち切られてしまいます。これは事実上の倒産ですね。「内国為替」と言う言葉を知らないだけで、この仕組みは、実は多くの人が日常生活の中で利用している事なのです。