テレビのニュースなどで日に何度も「今日の外国為替市場について」という言葉を耳にしますね。この為替とは、何のことなのでしょう。大きくは現金以外の方法で何らかの決済をする方法のことを言います。手形や小切手、皆さんが日々の生活の中でよく行う銀行振込も為替という決済の方法です。為替は、現金で支払うことのリスクを減らすために生まれた決済方法です。例えば家賃を大家さんに直接払いに行くとしましょう。現金を持って外出した際に、途中で落としたり、スリにあったりしたらどうしましょう。これが現金による決済のリスクです。これが近所の大家さんではなく遠方の生産者の商品を購入し支払いを行うとしたら、さらに大きく様々なリスクがあるのは明白ですね。外国となればなおさらです。私たちがよく見る、テレビのニュースによく出る「外国為替」とは円と外国為替の交換レートが今現在いくらになっているかの情報の総称です。それらが取引されている場所が「外国為替市場」と呼ばれています。FXや先物為替、外国為替預金などの取引においては円とドル、円とユーロなどのテレビでよくみるレートに加え、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、カナダドル、イギリスのポンドなど各国の通貨との取引が基本です。2国間の通貨を売買するだけでなく、3国間でのやりとも行われます。単純な話、円がドルに対して円高で、ドルがユーロに対してドル高で、円がユーロに対して円安の局面としましょう。円を売ってドルを買い、そのドルでユーロを買い、円に買い戻したら為替差益が生じます。これが為替取引における(単純な話)利益となるのです。
海外旅行に出かける際、円をドルやユーロに替えるために為替レートを気にしますね。2011年年末の時点では円はドルに対して大変な円高状態ですから、ドル圏にお出かけの方はこれまで100ドル12000円で購入していたバッグを9000円前後で買える状態になっています。あるいは1ドル80円のレートで10万円を1250ドルに替えて旅行に出たものの、現地では現金を使わずに1250ドルをそのまま持って帰国し、再び円に戻すとしましょう。帰国した日のレートが出国時よりも円安にふれて1ドル100円になっていたら、あなたの1250ドルは12.5万円となり、旅行中の数日の間に2.5万円の為替差益を得ることになります。
為替投資とは外国為替による投資法のことです。お持ちの円資産を外貨にかえて投資を行い資産を増やす方法ですね。現在の日本は長期にわたり低金利が続いていますから円貯金による資産運用は、運用とはいえず、単なるホールド、保有でしかありません。手持ちの資産を増やそうとお考えの方は、株や金、あるいは外貨による投資で資産を運用し増やして行く、というのがトレンドです。為替投資には大きく四種類あります。一つは外貨預金。多くの銀行で行う事が出来ます。日々の売買などトレードは不要です。
為替による投資法の一つである外貨預金。多くの銀行や証券会社、信用金庫、また最近ではネットバンクでも取り扱っている人気の預金です。様々な外貨預金の商品がありますが、概ねどの銀行や証券会社でも外貨定期預金、外貨普通預金の2種類は必ずあります。これは普通の預金と同じです。定期預金は、有期間の定期満期のある商品。普通預金はお金の出し入れがいつでも出来る預金。普段と異なるのは、預金している通貨が円ではなく、ドルやユーロといった外国通貨であるという点です。外貨預金の特徴は大きく二つ。
円ではなく外国為替で預金をして資産運用するという方が増えています。FXと並んで人気の為替投資の方法です。外貨預金の魅力は日本よりも高く設定されている金利と現在の円高傾向でしょう。特に、あまりに日本の金利が低いため、金利面での優位性を魅力に外貨預金をする方が増えているようです。ここで注意すべきは、いくら金利による利回りに魅力を感じているからと言って、単純に金利の高い通貨を選んではダメだと言うことでしょう。例えば2011年11月の外貨定期預金の金利をある都市銀行のサイトで調べてみました。アメリカドルは1年0.25%なのに対しユーロは1.25%、オーストラリアドル4.5%、南アフリカのランドは同じ1年で5.5%となっています。
外国為替市場のレートは常にテレビのニュースで取り上げられます。国土が小さく資源も少ない日本は外国との貿易、つまり輸出入で経済と生活が成り立っていますから、為替レートへの関心は誰もが気になるニュースだからでしょう。海外旅行を控えている人も同様ですね。実は外貨預金は海外旅行時にも便利なこと、ご存知ですか?外貨預金は為替変動による元本割れ、つまり貯金したお金が減ってしまうリスクがあります。その点はご留意いただきたいのですが、海外旅行中に現地でキャッシュを引き出したりトラベラーズチェックを発行したりする際とても便利なんですよ。